看護観を大先輩から学ぶ→記事はこちら
あなたの看護観、育ってますか?
看護観を大切にすることは、自分や自分の考えを大切にすること。
「なりたい私」を叶えることも十分可能なのです。
わたしが看護師として大切にしていること
わたしの看護観、大切にしたいこと
ヘンダーソンから日々学んでいます。
でも、実はこれって、看護だけじゃないんですよね。
自分自身や子育て・周囲の人に関しても「自分で考え、よりよくしていこうとする力を身に付ける(お手伝いをする)」のはとても大切な考え方です。
たとえ病気を抱えている患者さんでも、誰でもセルフケア能力を向上させることによって、その人らしい人生が送れます。
どういう看護をすればいい?
痛みやしんどさが強い人・悲嘆が大きい人・急性期(状態が不安定)はそちらのケアを優先します。 セルフケアを可能にするのは「自分自身の今の感情やあり方」をそのまま受け入れてこそ。
食事療法で「食べたらダメ」「塩分6gにしてください」と教えるのは簡単ですが…
「ダイエットは明日から~」になりがち。
あなたができないことは相手もできないのです。
人は「できない」「無理」と思ってしまうと、実行しません。まず、実行可能なレベルにまでぐんと落としてみます。
そして患者さんが参加し共に考える、自分で決める・選択するお手伝いをします。
・「どうやったらできると思う?」
・「好きなものは?どれくらい食べれるか計算してみよう(具体性を持たす)」
・「できそうなことは?サポートしてくれる人は?」
・「できなかったら、また一緒に考えたらいい」
注 ただし、高カリウム血症のある患者さんに「果物をたくさん食べていいですよ」、心不全の患者さんに「水分をたくさん飲んでいいです」はNGです!
医療者はまず、患者さんの安全(命)を守ることが最優先です。
うまくいくことばかりではありません。
でも、患者さん思いを聴いて、体の状態もみて、こつこつと伝え続ける。
患者さんに変化があることも、ないこともあります。
でも、患者さんのことを考えてケアしたことは相手に絶対に伝わっていますから患者さんの力を信じてください。
まとめ「看護観を育てる=なりたい私が見える」
「難しいケアをやらなくていい最低限これだけ!と教えてくれたから、毎日できている。お風呂にも入れるようになったよ」と皮膚からの浸出液がひどく日常生活が送れなかったのに、見違えるように状態がよくなって来られた患者さん。 「ナースさんがこれならできるということを一緒に考えてくれて、少しづつできるようになった。データが安定している」と退院後に会いにきてくれる患者さん。
患者さんの笑顔やよくなった状況を見るたび、セルフケアはとても重要だと感じます。
※QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)=痛みのない・社会的にも満たされている・しあわせ・生きがい・人間らしさ
そしてそれは、私も嬉しくて「看護師しててよかったな」と思える瞬間ですし、私自身のQOL向上や自己実現につながっていると感じます。
現在、看護で学んだことを生かしながら「セルフケア能力を引き出す支援」を軸に人生彩りデザイナーとして活動しています。どんなあなたでも大丈夫♪全力で応援します!
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
心温かな1日となりますように…
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