病院などで使われるACP(AdvanceCarePlanning)=「老後や人生の最終段階にある人が、残された時間をよりよく生きるために自分で生き方を決める」
ACPの考え方は、年齢や病気に関係なく「人生をどう生きたいか」「何を大切にしたいのか」を考えることで「自分らしい人生を過ごすことができる」のです。
ACPってなんだろう
ACP(Advance Care Planning)とは、将来の医療・ケアについて、本人を人として尊重した意思決定のプロセスである。
「ACP入門 人生会議の始め方ガイド」より
自分で自分の人生を決める…当たり前のことのように思えますよね。
しかし、実際の医療現場では‥
Aさんは進行がんをわずらい、治療をしても何カ月生きられるかは分かりません。
家族や医師の勧めで抗がん剤治療を始めたけれど、副作用で吐き気が強く、疲れやすい。
趣味の盆栽をする意欲もなく通院以外は、寝たきりの生活を送っています。
→これは誰のための治療?Aさんが望んだこと?
Aさんの人生をよりよくする、それこそがACP
ACPは人生の物語の中にある想いのかけら(ピース)を拾い集める作業
キャッチできるかは聞き手次第!ピースを集めてACPを完成させよう!
「ACP入門 人生会議の始め方ガイド」より
・価値観は?「友達や家族を大切にしたい、好きなものを食べたい」
・気がかりは?「家族の負担になりたくない」
・目標は?「家族と旅行に行く」
・譲れないことは?「盆栽を自分の手で育てたい」
・意思は?「延命治療は受けたくない、最期は緩和ケア病棟で過ごしたい」 etc・・
時にはACPを実現させることが難しい場合や、医療者・本人・環境でのジレンマが生じることもあります。
でも、思いに寄り添いながら「自分で選択した」「自分で考えて決めた」という事実がAさんらしさや、Aさんの幸福感を高める要素となると私は思っています。
私が最初に手にした本
●選んだ理由も
●揺れてもいい
●変わってもいい
●第3者と共有
●繰り返し対話
「ACP入門 人生会議の始め方ガイド」より引用
ACP実践に向けて分かりやすく書かれています。
意思決定能力の低下した方の対応事例も豊富です。
「私はどうしたい?どうなりたい?大切にしたいことは?」
ACPの研修や書籍から学んでいくうちに、ACPはお年寄りやご病気の方だけではなく、みんなに活用できる!と感じ、私自身の人生観・価値観を掘り下げ、考えるようになりました。
今までの私は「今の職場で定年まで」と漠然と思っていました。
安定した職業・安定した地位・安定したお給料を捨ててまで、新しい場所へ飛び込む勇気はなかった。
でも一方、看護の経験を活かしつつ人の役に立ちたい、幸せだと思ってもらいたいという願望をずっと持っていました。
これって「人生会議してよ」って言ってんじゃない?
私はどうしたいのよ?
そして、何度も自分と対話して決めたこと‥
自分がやりたい!と思えることをしたい。
後悔するような生き方はしたくない!
私らしく生きる!blogと共に成長できる自分へ
ウイルスの流行で人の価値観はさらに多様化し、社会の危うさも露呈しました。
今までの常識が、いとも簡単に覆される世界を見ました。
「人生は我慢して生きるほど長くない」
私は人生の何回目かのスタート地点に立つことを決めました。
私の望む未来
「あなたらしさ」「自己実現」を叶えるお手伝いをしたい!
どんなあなたも大丈夫!と伝え続けたい
blogと共に成長できる自分でいる!
そんな思いで「私らしさ彩りIaboラボ」を設立しました。
学び続け、あなたのお役に立てるように‥
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
心温かな1日となりますように‥
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