看護観=「こんな看護ができたらいいな」です。
・自分が大切にしたい看護は?
・どんな看護師になりたい?
・患者さんとどうかかわりたい?
あなたも、レポートを書いた(書かされた)ことがあるのではないでしょうか。そのレポート、お宝ですよ。
看護観を大先輩から学ぼう!
ナースステーション、ナースコール、オーバーテーブルなどを生み出した
フローレンス・ナイチンゲール
「看護は科学的思考を要する仕事であり、看護を行うためには、人体内部の構造や機能、また病気という現象を【看護の眼と頭】で観察し、病人一人ひとりが営む生活を、生命の法則※に沿うよう創り変えていくことが基本なのだ」
(ナイチンゲール『看護覚え書』 より)
※生命の法則=その人のストレスや心の持ちよう、生き方によって寿命は長くも短くもなるということ)
▶ナイチンゲールはまず環境(湿度や室温)を整えることで生命の安全を守ることを伝えています。
「看護は科学的な根拠に基づきケアする仕事です。身体や病気の状態についての知識を深め、患者さんを自分の目で見て、病気の回復を助け、より健やかに生きられるように援助することが基本です」
看護過程、看護記録には欠かせない14の基本的欲求
ヴァージニア・ヘンダーソン
「看護師の独自の機能は、病人であれ健康人であれ各人が、健康あるいは健康の回復(あるいは平和な死)に資するような行動をするのを援助することである。 その人が必要なだけの体力と意思力と知識とをもっていれば、これらの行動は他者の援助を得なくても可能であろう」
(ヴァージニア・ヘンダーソン『看護の基本となるもの』より)
▶「看護の対象は病気の人・健康な人は関係ない。健康を保つため、病気を治すため(もしくは穏やかなその人らしい最期を迎えるため)にその人が自ら行動できるように援助することです。その人の条件がととのえば、看護師の直接的な介助は必要ないのです(セルフケア能力を高める手助け)」
看護観のレポートまだある?
レポート書いたけど、ネットで検索して書いたからなぁ…
私の看護観、探せるかなぁ…
日々どのように思って看護をしているか、患者さんがどうなったら嬉しいか、想像してみて!
・患者さんの前では笑顔でいる
・患者さんとのコミュニケーションを大切にしたい
・患者さんの苦痛を取り除きたい
・病室の環境を整えて気持ち良く過ごしてほしい(ナイチンゲールみたいにね)
・患者さんのセルフケア能力を高めたい(ヘンダーソンみたいにね)
あなたの笑顔や療養環境を整える。それだけで立派な看護師、看護観です!
看護師の数だけ看護観はあるよ!
まとめ
看護観=「看護師の働き方や大切にしたいもの」です。
自分が大切にしたい看護を考えることで、なりたい自分も見えてきます。
参考:わたしの看護観
→【実録:看護観を育ててみたら】「私らしさ」「なりたい私」が見えてきたというのは本当
たとえば、先ほどお伝えした「患者さんへ笑顔を絶やさない」「コミュニケーションを大切にしたい」という看護観を持っていたとすれば、あなたの生き方・あなたそのものだと思いませんか。
忙しい日々の中で感じようとするだけでいい。
それだけもあなたは「なりたい自分」への一歩を踏み出しています。
いつもお仕事お疲れさまです。
「仕事嫌だな~ダルいな~」と思うときに、あなたの看護観を思い出して「どんなふうに仕事するとワクワクするかな」と考えてみてもいいかもしれません。
どんなあなたも大丈夫♪いつでも全力で応援しています!
私は看護観を聞くのが趣味です!
あなたの看護観をぜひ教えてね。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
心温かな1日となりますように…
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